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歯列矯正

ORTHODONTICS
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当院の矯正は日本矯正歯科学会認定医による診療です。

矯正歯科治療について

初めに

健康で文化的な生活を送ることは私たちの誰もが希望することです。そして、私たちは健康であるとともに、 美しくありたいと思っています。昔から美しい人を説明するのに明るく澄んだ目ときれいに並んだ白い歯は、その最も大きな要素です。

矯正治療とは、八重歯、乱杭歯(凸凹)、受け口、出っ歯、すきっ歯のような悪い歯並びや、かみ合わせ(不正咬合)をきれいに揃えて、上と下の歯の咬み合わせを良くし、 これによって口もとの形を整えると同時に、食べ物を良く咬めるようにすることを目的としている医学です。 これに加えて、発音を明瞭にさせるとともに、虫歯や歯槽膿漏になることを防ぎ、健康を一段と増進させようとするものです。 きれいな歯並びに整った容姿は、明るく、積極的な性格をもたらしてくれることでしょう。

人によってその期間はちがいますが、歯を移動するのに大体1~3年、その後、歯を保定(動かした歯を安定させること)するのに1~3年かかります。なかにはそれ以上の期間を必要とする場合もあります。 このように長い期間を必要とする理由は、矯正治療が、不正な関係にある上下の顎の成長を正常な軌道にのせたり、歯の生えかわる時期におこってくる咬み合わせの不正を正常な方向に誘導することを目的としているからです。 そして、顎の骨の中に植えられている歯を、そのまわりの部分に障害を与えないように、徐々に移動するので時間がかかるのです。

調節の必要な装置を使用しているときは、大体1ヶ月に1度の割合で通院すれば十分です。永久歯のはえてくるのを観察、保定期間には3ヶ月あるいは半年に1度位の通院となります。

症例写真

矯正治療の効用

 自分の歯を削らずに並び替える

歯を削ってかぶせるのなら確かに治療は短期間ですみます。でも、歯とかぶせのつなぎ目はどうしても虫歯になりやすく、結果として歯の寿命は短くなってしまいます。矯正治療ならその心配はいりません。

 虫歯、歯周病になりにくくなる

歯並びがガタガタだと、どんなに上手に磨いたつもりでも歯と歯の間は歯垢だらけ。矯正治療することによってブラッシングしやすくなりますので、虫歯や歯周病で歯を失うのを防ぎます。

 笑顔に自信が持てる

人に対して積極的になったり、表情も明るくなるなど精神的、心理的にも好影響がもたらされます。

 肩こりや頭痛が楽になることも

咬み合わせが悪いことに由来する肩こりや頭痛は、咬み合わせを良くすることによって治ります。原因が咬み合わせ以外から来る場合もありますので、一度相談に来られることをおすすめします。

 肩こりや頭痛が楽になることも

咬み合わせが悪いことに由来する肩こりや頭痛は、咬み合わせを良くすることによって治ります。原因が咬み合わせ以外から来る場合もありますので、一度相談に来られることをおすすめします。

 いざというとき力が出る

オリンピック選手やプロスポーツ選手が咬み合わせを治してよい成績を上げているという事を聞いたことありませんか?スポーツに限らず、咬み合わせが悪いと最後のひと踏ん張りが効かなくなりますよ。

 頭がよくなる

咬み合わせが良くなると、堅い物も良く噛み砕けるようになります。良く噛めば噛むほど体に有益な物質を含む唾液の分泌量も増え、脳の血流量も増えることが実験により確かめられています。

 歯並びが悪くて顔が歪むことはあるの?

>悪い咬み合わせを放って置いたために、あるいは頬杖をついたり悪い姿勢で寝ていたりすると顎の形が左右にずれてしまうことがあります。 また、食べ物を食べるとき、片方ばっかりでかむ癖があるときも顔がゆがんできます。そのような兆候を早く見つけ、顔の歪みを予防するのも我々の大事な仕事です。

もちろん、その他にも物が噛み切れる、発音しやすくなるなど、矯正治療の効用はまだまだあります。

 歯並びが悪くて顔が歪むことはあるの?

>悪い咬み合わせを放って置いたために、あるいは頬杖をついたり悪い姿勢で寝ていたりすると顎の形が左右にずれてしまうことがあります。 また、食べ物を食べるとき、片方ばっかりでかむ癖があるときも顔がゆがんできます。そのような兆候を早く見つけ、顔の歪みを予防するのも我々の大事な仕事です。

もちろん、その他にも物が噛み切れる、発音しやすくなるなど、矯正治療の効用はまだまだあります。

矯正治療の詳細について

症状
 乳歯列期

乳歯は生後6ヶ月前後で生え始め、2歳半で完成します。その後6歳で永久歯が生え始めるまでの間を乳歯列期といい、この間にも歯列不正は生じます。
大きく分けて顎の発育に問題が生じるタイプと、何らかの外的な要因で生じるタイプがあります。
前者は、明らかに顎のサイズと歯の大きさの不調和による乱ぐい歯、受け口、後者は指しゃぶりや舌突出舌を突き出す癖などにより歯が移動して生じる開咬症、 また外傷もしくはう蝕等で早期に歯の喪失を伴った場合に生じる不正咬合があります。

 混合歯列期

混合歯列期は乳歯と永久歯が混在する時期であり、見掛けの歯列不正が起こることがあります。
代表的なものとして、
・上顎前歯正中部が離開した上顎前歯の間にスペースがある状態
・下顎前歯部に見られる乳歯の後ろに永久歯が生える2枚歯状態があります。
上顎前歯の離開は7歳から8歳ころ必ず生じる状態であり異常ではありません。歯の生えかわる順番により生じる現象のため、永久歯が生え揃うまでにはスペースはなくなります。
下顎前歯部に見られる乳歯の後ろに永久歯が生える2枚歯状態は、6歳から7歳のお子さんでよく見られる状態ですが異常ではありません。 歯の生え変わりは基本的に永久歯により乳歯の根が吸収して起こる現象ですが、下顎前歯部は乳歯の内側から永久歯が出てくるため、お子さんによって乳歯の根がうまく吸収できず2枚歯状態になることがあります。 これも後から出てきた永久歯が、舌圧により前に押され最終的に乳歯は脱落します。 永久歯が生え始めてから数ヶ月すれば改善されるので様子をみましょう。それでも変化がない場合には専門家かかることをお勧めします。
この時期は扁桃腺肥大等をおこす時期でもあります。こうした鼻咽腔疾患により鼻呼吸がうまくできないお子さんがいます。 この場合注意しなけらばならないことは、口呼吸をすることにより口唇周囲筋の筋力が弱まり、また口呼吸をしやすくするため舌が低位になり口腔内に収まりにくくなり、 結果として上顎前突(出っ歯)になることもあります。この状態は成人以降の歯周炎に対しても大きな影響を与えます。

 成長期

永久歯が生え揃った12歳頃から18歳頃(女子は10~15歳程度、男子は12~18歳程度)間では身長の伸びと同時期に下顎骨も成長するため、咬み合わせに大きな変化が出ることがあります。 いわゆる受け口な状態です。
この状態は遺伝要因も関与することが確認されているため家族の中に受け口の方がいれば起こる可能性はあります。 この場合、治療方法として矯正治療単独では困難な場合があります。こうした状態に対しては顎変形症の項目をご覧下さい。

 成人

成人における歯列不正は成人するまで放置していた歯列不正の他に、智歯の萌出(生えること)により生じたり、歯周炎に起因し歯がデコボコしたり、 歯の脱落により気が付いたら歯並びが悪くなるといった2次性の歯列不正が生じます。また、そうした状態は口腔環境となり歯周炎、う触を進める増悪因子にもなります。

診断
 不正咬合の診断

歯列不正とは歯並びに対する一般的な総称であり矯正歯科学では不正咬合を分類します。 不正咬合は、上下顎第1大臼歯の咬合関係(咬み合わせ状態)により3種類に分類(Angle分類)されます。
・上顎に対して下顎が前方にあるClassIII(受け口)
・下顎が後退しているClass II(出っ歯)
・上下にずれていないClassI
それぞれの中で顎と歯のサイズの不調和により歯が並びきらずに八重歯になったり、乱食いになったりすることがあり、治療方針はそれぞれの場合により異なってきます。
この他にX線規格写真(セファログラム)を用いた診断法や模型(歯型)から歯の大きさを分析する模型診断などがあります。これについては検査の項目で説明します。

 乳歯列期

受け口と開咬は改善しておく必要があります。ただしお子さん本人が治療に協力的でなければ不可能です。特に指しゃぶりはその要因としてメンタルなものも考えられるため小児科の先生とも相談の上慎重に進める必要があります。但し開咬は永久歯列に対しても影響が出ますので専門医に相談されることをお勧めします。
受け口は、下顎が前方にあることにより上顎の成長を抑えてしまうことがあります。適切な対応が望まれます。
歯の早期喪失についても永久歯の生え変わりに影響するため歯の抜けた空隙を残したままにスペースをホールドすることをお勧めします。
歯の乱食い状態については乳歯期に積極的な歯の移動は考える必要はありませんが、歯の重なりにより虫歯になりやすい環境がありますから、歯ブラシには気をつけることをお勧めします。

 混合歯列期

受け口(反対咬合)の場合 上顎骨の成長を抑制する可能性があるためチンキャップ、プロトラクターといわれる顎外装置を使用し下顎の成長を抑制したり、 上顎骨を前方に牽引して骨の成長をコントロールすることも有効とされています。 しかし、遺伝性の要因が強い場合治療を行い、1時的に改善されても成長期に再び反対咬合に移行することもあるため治療に対しては慎重な対応が必要です。

 成長期、成人(永久歯列期)

骨格的な要因がない場合には、本格的な矯正治療が開始される時期です。

治療方法

矯正治療には動的矯正治療期間と保定期間があります。動的矯正治療期間とは歯に装置を直接ボンドで貼り付けワイヤーで歯を動かす期間でいわゆる矯正治療と呼ばれる期間です。 これに対して保定期間とは、動的矯正治療が終了し装置を除去した後、元に戻らないように取り外しの装置を入れる期間をいいます。成人になればなるほどこの期間が重要になります。
実際の矯正治療は、どこかの歯を抜いてスペースを確保して歯を動かす方法と、歯を抜かずに歯を並べる方法があります。 両者のボーダーは歯と顎の不調和を模型で計測、またX線規格写真から上下顎骨と歯並びの不調和を総合判断し選択されます。 抜歯部位は、通常上下顎第1小臼歯もしくは第2小臼歯です。また、智歯が生えずに潜っている場合、矯正治療終了後の後戻りの原因になる可能性があるため矯正治療終了時までに抜歯を勧めます。

生活上の注意

矯正治療は治療期間が最低でも1年以上かかるため、治療を受けるご本人の意思が大変重要になります。 特にお子さんの場合、装置を歯につけた後の口腔ケア(歯ブラシなど)がしっかり行えないと、歯並びは良くなりますが虫歯や歯肉炎を作ることにもなりかねません。 また、ご本人が通院するので、治療に積極的でないと通院も続かず治療期間もさらに延びることになります。こうした点を考慮すると、ご本人が治療に前向きででない時期には治療は行わないことが良いと考えます。
鼻咽腔疾患にともなう口呼吸を呈するお子さんの場合、将来的に口唇閉鎖不全による上顎前突、さらには歯周炎の併発にもつながりかねません。 矯正治療を行う前に、耳鼻科的に鼻咽腔疾患を治療することも重要な場合もあります。また、口唇閉鎖を目的とした口輪筋の訓練も必要なこともあります。

さらに詳しく知りたい方は以下のページをご参照ください。
日本矯正歯科学会のホームぺージ

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